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アイデアの発想法および名著の紹介をします。最後には応用編がありますので要チェック!

 

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」 

「新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」

 

この2点に要約されるアイデアの発想法は、1900年代前半を生きた超有名な広告マン、ジェームス・ウェブ・ヤングによって生み出されました。

広告マンとして有名というよりは、アイデア発想法を端的にわかりやすく書いた名著の著者として有名といった方が適切かも知れません。

その名著がこちら。「アイデアのつくり方」(小さな本で、わずか100ページ足らず、読了に1時間かかりません。)

1965年に本国アメリカで出版され、1988年に日本語訳され半生記の間、アイデアを必要とする人々に愛された名著です。

広告マン必須の本といったところです。なので広告マンがやってるアイデア発想法。

 

 


 

さて、著者の説明はこのくらいにしまして、早速アイデア発想法の手順を本書に則ってご紹介します。

 

アイデアを発想する上で前提として考えなくてはいけないことがあります。

それが第一の原則、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」 です。

すなわち、世にあふれているものは全て既存の要素の組み合わせであり、あなたが発想する全ても何かしらの要素の組み合わせであるということ。

「なんだよそのクリエイティブでもなんでもない考えは!」と怒らないでください。ただ既存の要素から成り立つだけで、アイデアそのものが「新しくないもの」という訳ではありません。

「既存の要素」の新しい組み合わせというのがミソです。

 

そして、「新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」という第二の原則が、アイデアをよりレベルの高いものにするために必要な考えです。

この作業は単純な偶然で完結するものではありません。日々の情報収集や身につけた専門技術、センスに大きく依存するということです。

でも安心してください。そんなものは他人に任せればいいのです。実行するにはたいてい仲間が必要です。まずはベースと鳴るアイデアを出して、みんなでアイデアの肉付けをしていけば新しいものが生まれるはずです。

 

では、アイデアのつくり方の手順をば。本書より引用(p54)

  1. 資料集めー諸君の当面の課題のための資料と一般的知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料と。
  2. 諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。
  3. 孵化段階。そこでは諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。
  4. アイデアの実際上の誕生。<ユーレカ!分かった!みつけた!>という段階。そして
  5. 現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。

 

もう少しわかりやすく言いますと

「インプット」→「インプット内容の咀嚼」→「思案・熟考」→「キタコレ!これはグッドアイデアや!」→「推敲・肉付け」

 

なんとなく理解できたでしょうか?なんか当たり前なこと言ってる感じしますよね。

1番良いのは本書を読んでいただくことです。「アイデアのつくり方」を読めばアイデアの原則はよく理解できます。

実に端的で濃い内容である一方で、実例がないので物足りないという方も居られるでしょう!(僕がそうでした笑)

そんな方にはジャック・フォスター著の「アイデアのヒント」も加えて読まれると大変おもしろいかと思います。

著者のジャック・フォスターはアメリカで40年に渡ってメジャーな広告を制作し、数々の広告賞を受賞した人物。

「アイデアのヒント」は「アイデアのつくり方」の内容に触れながら、「アイデアの考え方や組み合わせ方」の幅を広げるためのヒントが、実例や様々な人の言葉で解説されています。とてもおもしろい。

 

私は元々アイデアとか発想が好きだったんですが、大学1年の頃これらの本に出会ってからアイデアを考えるのがとてもラクに、そしてさらに楽しくなりました。

 

 

 


 

応用編。(具体的なアイデアの出し方)

とにかくアイデアをひねり出したいという方は以下のやり方をオススメします。

とにかく数を撃つことはアイデア出しでは大事なので、恐れずどんどんやりましょう!数撃ちゃピンと来るものは一つはあるはずです。

 

アイデアカードとアイデアトランプ

アイデアカードとアイデアトランプ

 

少し見づらいですが、上がアイデアトランプ(仮)と下がアイデアカード(仮)です。

どちらもどこかの会社が商品化しているようですが、どちらも有名なアイデア発想法です。

 

概要と使い方を説明します。

【概要】カードに「要素」が書いてあります。一枚に1単語でもいいですし、1フレーズでもいいですし、3単語でもいいです。そんな「要素」のカードです。

 

【使い方】2通り使い方はあります。

1つは、カードの中から適当に2枚ないしは3枚をランダムに選択し、その得た2or3の「要素」を「組み合わせ」てアイデアを出す。

もう1つは、あらかじめ「テーマ」を決めて、1枚をランダムに選択。その「テーマ」と「要素」を「組み合わせ」てアイデアを出す。

 

前者は単純にアイデア出しの練習で使ってもいいですし、とにかく何か発想したい時に使えます。

後者は、何かしらのテーマが決まっている時に使います。たとえば「松葉ガニ」の観光・産業アイデアが欲しいという時や、「弊社の製鉄技術」を使って新商品やイベントを企画しなくちゃいけないという時に便利です。

 

例を出しましょう。

写真の下、アイデアカードでは「風刺・皮肉」「2D←→3D」という2つのカードがランダムに選択されました。

「松葉ガニ」がテーマなら「松葉ガニ」×「風刺・皮肉」で、松葉ガニが脱皮して水ガニになる(価値が下がる)様子を、社名や社長を変えてブランド力が落ちるどこかの企業の皮肉として表現。

「松葉ガニ」×「2D←→3D」で、松葉ガニの殻を使って、赤オレンジ白を基調とした絵(和紙をちぎってちぎり絵にする感じ)を描いてみたらおもしろそうですね

テーマ無しなら「風刺・皮肉」×「2D←→3D」ですね。立体作品(3D)で、ある一点から見ると何かを皮肉った感じ、でも別の一点から見るとその皮肉を皮肉った感じに見えちゃう作品はどうでしょう

 

 

また、アイデアトランプはトランプなので、そのまま遊びながら使えます。

ジジ抜きをすれば必然的にランダムな1枚が残る訳ですから、負けた人がテーマと残った1枚に書かれた要素を組み合わせてアイデアを出すという罰ゲーム。

大富豪なら、負けた人が残ったカードから2枚選出し、それらの要素を組み合わせてアイデアを出す。

 

 

 

 

どうでしたか?アイデア発想法。

アイデアが無限に広がりますね!

慣れてくれば、目に入ったものを要素に分解し、適当にピックアップすることでアイデアカード無しにアイデア出しができます。

一つのモノを分解して要素を抽出し、再構築するだけでも全く違うアイデアになったりするので楽しいですよ!

但馬に「アイデア」が溢れるといいですね♪

 

 

 

余談。

最後に、分解とか再構築とか言いました。

マンガの鋼の錬金術師で、錬金術の基本として「理解」「分解」「再構築」という手順が出ます。

まさしくアイデアと同じなんですよね。手順もそうですし、アイデア出し=錬金術みたいなもんじゃないでしょうか

鋼の錬金術師もおもしろいので是非読んでみてください笑

この記事を書いた人

岡坂 遼太おかさか・りょうた/理事長
新温泉町出身、在住。
大学進学で東京へ行き、理系の大学なのになぜかメディアアートや広告を勉強する。卒業後、帰ってきてNPO法人あっと但馬を立ち上げた。
ブログではネット活用をメインにアイデアの種や地域活性化の種をバラまき続けている。
趣味が多い。マウンテンバイクなどのアウトドアから陶磁器集めなどのインドアまで幅広いので、ブログのネタにしたいけど読者に求められていないので控えている。
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One thought on “広告マンがやってるアイデア発想法

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