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前回の「気になる新しいニュース」に続きまして、今回は情報プライバシーに係る大きな事件。テレビニュースになっていたものも多いので少し懐かしいかもしれません。

 

 

 

1. ツタヤTカード、勝手に個人情報を第三者へ提供?規約改定炎上騒動の真相 CCCに聞く

http://biz-journal.jp/2014/10/post_6502.html

 共通ポイントサービス「Tポイント」の会員証であり、大手レンタルビデオチェーンTSUTAYA(ツタヤ)の会員証として知られるTカードは、約5000万人の会員数を誇るが、そのTカードの利用規約が11月1日に改訂されることが、一部インターネット上で炎上騒動にまで発展している。その改訂内容とは、「個人情報の提供方法を『共同利用』から『第三者提供』へ変更します」というものだが、これを受けて「名前、住所、電話番号などの個人情報を勝手に他社へも提供するのか?」などと波紋を呼んでいるのだ。


昨年10月末のニュースです。

話題になったのは「4日間というあまりにも短い期間で申請しなければ、あなたの個人情報を第三者に無条件で提供しますよ」という内容。

結果的に色々と食い違いがあり、炎上した内容自体は存在しないものだったのですが、この事件をキッカケに改めてTカード会員の個人情報について注目が集まりました。

元々、CCCのTカードには様々な疑念が向けられており、その最たる例が「提携企業には基本的に個人情報提供をします」ということ。

しかも、個人情報提供の停止をしても、その停止手続きをした後に加入した提携企業があればその都度停止手続きをしなければならないというルールがあったり、個人情報として認識されている範囲が狭すぎるということが言われています。

実際に、提携しているYahoo!とは検索履歴とTカードの購入履歴を相互提供しているようですし、個人情報の取り扱いに非常に懸念の多い問題とされています。

 

 

 

2. Suicaの本質は“誰何” -JRスイカ売りの何が問題か-

http://blogos.com/article/77320/

 2013年にニュースになった出来事で印象に残っているのは、JR東日本(以下、JR)がSuicaのデータを日立製作所(以下、日立)に販売して問題になったことだ。
この問題に対する世間の批判は大きく分けて二つあった。
一つは「個人情報を勝手に売るなんて!」というもの。「自分の個人情報が広まってしまうのが心配」と言う。
もう一つは、「事前に利用者に一言の断り、お知らせも無く売ったのが問題」という声。

suica

こちらは2013年のニュース。

世間は「個人情報を勝手に売るなんて!」という話が多かったかもしれないが、議論の的となったのは「SUICAの利用データは個人情報なのか」

Tカードのように他範囲にわたるデータの種類ではなく、利用の時間、駅、回数といった限られた項目の積み重ねがどれだけ貯まれば個人情報となりうるのか、もしくは限られた項目がどれだけ詳細になれば個人情報となりうるのかといった議論になりました。

例えば但馬ならば、利用した駅と時間がバレれば高確率で個人の特定はできるでしょう。

この問題でもビッグデータという言葉が盛んに使われたが、たかがデータでは済まされないことを気にかけなければなりません。

 

 

 

3. パナソニック、ヘルスケア事業の全株を1650億円でKKRに売却

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE98Q06O20130927

[東京 27日 ロイター] – パナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)は27日、ヘルスケア事業の全株を米投資会社KKR(KKR.N: 株価, 企業情報, レポート)に1650億円で売却すると発表した。来年3月31日付。同時にKKRからヘルスケア事業の運営会社の20%の議決権を取得する。パナソニックは売却資金を純有利子負債の圧縮に充てる。

 

2013年のニュース。

株式売買が情報プライバシーに関係ある?と首をかしげる方もいるかもしれません。実は関係あるんです。

パナソニックヘルスケア社は、血糖値センサー、電子カルテシステム、バイオメディカ機器の3事業を中核として経営していました。

情報プライバシーで問題になるのが「電子カルテシステム」これには非常に多くの日本人の医療データが蓄積されています。

その日本人のデータが株式売買という事業承継によって、国外(アメリカ)の投資会社へ株式とともに譲渡される形となるのです。

投資会社なので、時期が来ればさらに高額で買い取ってくれる会社へ株式を渡すことでしょう。つまり、投資会社KKRと介して、他国の企業へ日本人のカルテ情報が渡ってしまうのです。

時間をかけた個人情報の第三者提供といえばわかりやすいでしょうか。もちろん正確には意味が異なりますが、個人情報の流通がされていることには変わりありません。

一般市民がどうすることも出来ない問題ですが、一見プライバシーとは関係無いように見えて、専門家から見れば大変危惧すべき問題というのはあるようです。

 

 

 

4. 過去最高の賠償金となったTBCの情報流出

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070215/262166/

2007年2月8日に東京地方裁判所から賠償命令が出された,東京ビューティーセンター(TBC)の顧客情報流出事件について考えてみたい。

事件が発覚したのは個人情報保護法施行前の2002年5月26日,インターネット上の電子掲示板を通じて,TBCのWebサイトで実施したアンケートのデータや,資料請求のために入力されたデータなど,およそ5万人分のデータが外部から閲覧できる状態になっていたことが明らかになった。

 

2007年のニュース。

個人情報の流出で過去最高の賠償金を支払った判例。

個人情報の漏えいがあったのはエステティックサロンで有名なTBC。アンケートや資料請求のデータが漏えいしたということなので、「コンプレックスとしている体の部位」や「日頃の手入れ」など恥ずかしい情報が含まれていたに違いない。

そんな恥ずかしいデータが流出し、訴訟を起こした結果、得られたのは一人あたり3万5000円。

安いですよね〜。個人情報が流出してもお金儲けにはならなさそうです。

 

 

5. ベネッセ漏洩、個人情報保護の行方

http://www.nikkei.com/article/DGXZZO78363010U4A011C1000000/

 ベネッセコーポレーションの顧客情報漏洩事件で、不正競争防止法違反(営業秘密の複製、開示)の罪に問われた元システムエンジニア(SE)の初公判が14日、東京地裁立川支部で開かれた。被告の元SEは「やったことは事実だが、営業秘密にあたるとは思っていなかった」と述べ、起訴内容を一部争う姿勢を示した。


記憶にも新しい2014年夏のニュース。

史上最大と言われる4000万人の個人情報が流出しました。

かくいう私も中学生の頃に3ヶ月ほど利用していたので、ちゃっかり流出し、ちゃっかりお詫びの図書カード500円分をもらいました。笑

この事件では、個人情報の漏えい経路やお詫びが500円であったこと、名簿屋の存在など様々な角度から個人情報について考える契機となりました。

この一件で信用はガタッと落ちてしまいましたが、事件としては一件落着のような感じです。

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

「あーー、個人情報の大きな事件って結構あったんだなぁ」という感じでしょうか。

それとも、「んーー、いまいちイメージできないからパッとしないなぁ」という感じでしょうか。

 

どの事件も終わった感がありますが、日本では個人情報保護法の改訂を昨年夏から行なっているので、実は、終わったとは言えない状況にあります。

特にCCCのTカード関連はもっと責められるべき状態にあると個人的には思っています。

 

次回は「個人情報とプライバシーの違い」

利用すれば詳細にデータとして蓄積されるインターネット社会だからこそ、こういった情報について再度意識してみると良いかと思います。

 

 


 

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この記事を書いた人

岡坂 遼太おかさか・りょうた/理事長
新温泉町出身、在住。
大学進学で東京へ行き、理系の大学なのになぜかメディアアートや広告を勉強する。卒業後、帰ってきてNPO法人あっと但馬を立ち上げた。
ブログではネット活用をメインにアイデアの種や地域活性化の種をバラまき続けている。
趣味が多い。マウンテンバイクなどのアウトドアから陶磁器集めなどのインドアまで幅広いので、ブログのネタにしたいけど読者に求められていないので控えている。
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